2013.9.4 更新
8/26より夏季休業をいただきました。
せっかく4日間休みがあるのだから何かやなんとな、ということで、
つい先日お店に届いた2014 cannnondaleの新型Synapseをがっちりと乗ってみようではないかと走ってまいりました!!
今回Synapseのために用意したコースはこちら。
伊那市から約190km離れた静岡県浜松市まで行こうということです。
そもそも長く険しい道をハイアベレージで走りぬくことを目的として開発されたこのバイク。
普段走ってるコースではその性能も発揮されないだろうと思い、わざとこういったコースにしてみました。
で、今回の相棒はこちら。
■ Synapse Hi Mod ULTEGRA
荒れた道をフラットにする快適性と、スピードの融合。正直画像ではその造形をうまく伝えられません(涙)
この辺りはぜひ実車を見ていただきたい!!そして体感していただきたい!!
旅の始まりは朝の6時から、伊那市を出発して、伊那街道を南下していきます。
まずは県外脱出!駒ヶ根、松川、飯田と順調な走りだし。
天竜峡を過ぎたあたりからだんだん車通りも、民家も少なくなってくる。
この辺りから伊那街道では無く県道1号線。
道は広くて快適そのもの、渓谷に囲まれたアップダウンの道をひたすら南下。
90km地点。南信の秘境(?)竜が住むといわれる伝説があるらしい天龍村に到着。
ここからは天竜川に沿って道が続いていきます。
ちなみに、ここまでコンビニは一軒もありません!!個人商店も朝早くてやってませんでした~。
今回用意した補給食はショッツ5個のみ。計算上40kmおきに1ショッツ。浜松まで行けばコンビニがあることは分かっていたのでそこまで何とか繋ごうというなんとも無謀な考え。
天龍村を走っている最中に別の道から走ってくる方々・・・
良く見てみると、NIPPOのジャージにボンシャス飯田のジャージ。
追いついてきた人たちの正体は・・・
プロ選手の福島 晋一選手ではありませんか!
どうやら若手の2人を連れて静岡の磐田までトレーニングだそう。
挨拶をして、目的地がほぼ同じことから、あつかましくも便乗することに。1人より複数いた方が安心感が違うし、何より協力で来て楽にペースが上がるはず!
そう考えていた自分は甘かった・・・・
長野県を抜けて愛知県へ、ここからはダム湖や川沿いを無数のカーブとトンネルが待ち構えていました。
そんなペースが落ちそうな道を彼らはお構いなしに突っ込んでいく!
離されまいと必死で追いすがる自分!
この時点でもう2回ぐらい足が攣りそうになりました(涙)
でもSynapseはそんな瀕死の足でもしっかりと加速してくれ、ふらつきそうな場面でも車体を安定させていました!
こいつはスゴイ!!テクニカルな下りでもステアリング周りの剛性の高さと、路面追従性の良さ、ニュートラルなハンドリングで難なくクリア。
で、愛知県と静岡県の県境にある佐久間ダムで一休み。
渓谷沿いの道はそろそろ終了。ここからは市街地に向かって比較的フラットな道が続きます。
(彼らと一緒に走っているために写真がほとんど取れませんでした)
しかし、彼らのトレーニングはここから本番でした。
見通しのいい道に出た途端、福島選手がペースアップ!
必死に食らいつく自分とボンシャスの子たち!!
速度を見てみると・・・45㎞/h!?はい?ナンですか?え?このペースでずっと行くの?
後ろについていたとはいえ、徐々に離されていく・・・だめだぁ。
自分もボンシャスの子も見事にちぎれました(爆)
2㎞ほど走るとペースを落とした福島選手に合流。
一旦流しのペースに。
だが、このままで終わるはずもなく再び再加速~~。もう無理~。
今度は自分一人で終了。
もうフラフラな自分は自販機のあるところで一休み。
この時点で154kmほど。
この時飲んだコーラは最高でした!
何とか復活して浜松市に入って最初のコンビニで福島選手らを発見!
先を急いでいたので、ここでお別れをしました。実に60kmほど一緒に走ったわけですが、学ぶことは多かった・・・・
市街地に近くなり、目的地の浜松駅まであと少し。もう足は4・5回攣りかけ、体は限界。それでもSynapseは自分をサポートし進んでくれる。
このバイクじゃなかったらどうなっていたんだろう?と本気で思いました。
そしてついに浜松駅に到着!!
もうここで何をするわけでもなく、ただひたすらに走り切った満足感でいっぱい。観光も、おいしい物を食べるわけでもなく、伊那へ帰る準備をしちゃいました。
今回の走行データはこちら
http://www.strava.com/activities/77572450
この旅で新型Synapseはロングライドを走りぬく快適性とどんな状況でもハイアベレージを保てるスピードの維持、登坂性能の高さを見せてくれました。
個人的にも非常に欲しくなってしまったことは言うまでもありません。
たびたび申し上げますが、ぜひ一度試乗してみてください!